伝統と継承
左官工事の起源は縄文時代からとも言われ変化を遂げながらも伝統的な技術として後世に受け継がれてきました。左官業の仕事は建物の表面を仕上げていく工程を任されております。皆様、左官業についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?実は建物、内外の見える部分を任されているので、とてもアートな職業なんです。だからこそ、高い技術と繊細さが求められます。日々の訓練と現場での経験を活かし、美しい仕上げを心掛け、左官の技術を更に後世へ受け継いでいくことも、弊社の任務であると考えております。
左官仕上げ
建物の内側・外側の壁を仕上げる方法として「左官仕上げ」があります。
職人のコテの使い方によって、繊細なイメージからダイナミックなイメージまで、動きのある表現ができます。
日本では四季折々の湿度があり、変化するため、吸湿性、防水性、消臭効果が期待できるとして、昔から愛されてきた仕上げ方法です。
重ね塗りすることで、強度、保湿性、断熱性も一層高まります。
内装仕上げ
外壁仕上げ
駐車場
門柱
階段
犬走
内壁
天井
屋上
施工手順
コンクリート打設後にきれいにならして、床として仕上げます。
ひび割れや剥がれが生じにくい施工を心掛けております。更に水回りや建物外部の仕上げはスムーズな排水を実現するためにわずかな傾斜をつけるため高度な技術が必要です。
確かな技術を必要とするため日々の学びと経験をとても大切にしております。
左官素材
コンクリート打ち放し・洗出し・研ぎ出しなどそれぞれ異なる機能を持った仕上げや、石膏による壁・天井装飾など意匠性の高いデザインも左官の仕事です。
漆喰
漆喰とは消石灰(水酸化カルシウム)を主原料としており、糊(のり)やヤスをつなぎとして水で練ったものです。
漆喰壁は「呼吸する壁」と言われており、冬場の乾燥や、夏場の湿気を防ぐ効果が期待できます。また防火性にも優れていることから、昔からの屋敷や蔵の壁によく使われていました。
コンクリート打ちっ放し
コンクリート素材は耐火性に優れていて防音性が高いメリットががあります。
スタイリッシュな雰囲気があり、多くのオシャレな家具と合わせやすい素材です。
防音性が高い反面、換気されにくく結露対策が必要な一面があります。熱も伝わりやすいので寒暖の影響を受けます。
洗い出し
洗い出し仕上げとは、種石とセメント、石灰を混練りしたものを上塗りし、その表面を洗い出して表面に様々な表情を作り出す工法です。
種石の種類や粒の大きさによって様々な表情を再現できます。
滑り止め効果が期待できるので、玄関や駐車場のアクセスの場所にオススメです。またタイヤ痕等の汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
漆喰
珪藻の化石からなる岩石からできています。耐熱性と断熱性に優れているので建材や保温材として使われています。また電気を通さないので絶縁体として使われたり、適度な硬さを持つため研磨剤として使用もされております。
高い保温性と程よい吸湿性を活かして内壁などの壁土として使われています。
意匠性塗材
ベルアート・ジョリパット等の意匠性・装飾性塗材を使って幅広い仕上がりを形成することが可能です。デザイン性が高い塗料なので、外観にこだわるお客様にはオススメです。
防カビ・坊藻性も高く衛生的に保てます。また、微弾性も高く、軽度の弾力性を持ち、ひび割れしにくい特徴もあります。
タイル
何と言ってもタイルのメリットはデザイン性。壁や床の全体にも部分的にもアクセントをつけることができます。オシャレさや高級感が増すでしょう。タイル自体の耐久性は非常に高いので傷もつきにくく、雨風の気象変動にも強くて建物の内外どちらでものアクセントとして利用できます。